川西ストーリー⑦「BEAT ON MUSIC SCHOOL」榎本 祐大さん

「教え方」にこだわり、確実にテクニックを身に付けることができる総合ミュージックスクール「BEAT ON MUSIC SCHOOL
その代表でもあり、音楽に関するイベント「DRAGON JAM FES」「かわにし音灯り」「川西音楽祭」に関わっている、榎本さんへお話をお伺いしました。

だれでも音楽を楽しむことができる「総合音楽教室」

「BEAT ON MUSIC SCHOOL」阪急 川西能勢口駅から徒歩5分

生徒さんは、3歳~70代の方まで来ていただいてます。
「子どもに音楽を好きになってもらいたい。」
「小さい頃からいろんな楽器に触れてほしい。」
1つの物事を教えるときに1つの角度だけしか持たないと「なぜわからないの?」となる。
どんな角度からも教えれるように工夫している。

ギターからドラムへ転身

滑り止めの赤いテープが印象的なドラムスティック

学生の頃、授業でギターを習ったことがきっかけでバンドをしていました。
だれもやる人がいなかった「ドラム」。
最初は、ギターリストがかわるがわるドラムをたたいていたんです。
その時に、他のギターリストよりもドラムを叩けたので、ほめられたことがきっかけでドラムを続けていました。

ドラムの魅力

ギターは、最初から音が鳴るわけではなくコードや理論など覚えることも実は、多い。
でもドラムは、メロディー楽器ではないので、とっつきやすいのです。叩けばなるし。
テンポを取るバンドの土台役でもあります。

3年前に川西市へ移住

元々ドラム講師として「BEAT ON MUSIC SCHOOL」に勤めていました。
8年前に代表となったことで、いろんな人とつながりができた。
もっと深く知り合うため、本腰を入れて川西に関わりを持とうと移住を決めました。

自分の住んでいる場所を盛り上げたい

どこへ行っても知り合いがいる。
どのお店に行っても常連さんに出会い、そこで仲良くなれる。
間を取り持ってくれる方がいる。
中心部で働いているが川西市は南北に長い街。
北のことをあまり知らないので、南北一緒にできることをしたいと思います。
音楽を通じて川西市がつながれるようにしたい。

かわにし音灯りにこめる想い

もともとは、川西まつりの前夜祭としてはじまったイベント。

キャンドルをきれいに見せるために夜までつづけています。
去年は、クラウドファンディングに初めて取り組み、コロナ禍ということもありライブ配信を行いました。
かわにし音灯りは、3つの班があります。
初年度は、音班で音楽ステージのことに関わってきました。
今年は、キャンドル班に入って動いています。
今後は、飲食関係を取り仕切る、せせらぎ班として動いて4年間かけて全体の動きを見たいと覚悟を決めています。

ブレないイベント理念

かわにし音灯りにお客さんは、実はいません。
来場者が全員スタッフなんです。
一緒にキャンドルを並べて
シェードを書いて
市民がつくりあげるイベント。
イベントを通じて人と人とのつながりを作り、街への愛着を深めることができる。

代表を引き継ぐ

かわにし音灯りをとりまとめていた、前代表が2019年に一線を退きました。
でも、かわにし音灯りを通して知った人ともっと深くつながりたいと思って
「かわにし音灯りやろうよ。」
と声を上げたことがきっかけでした。しんどいこともあるけれども代表として楽しいことの方が多いです。

自分が住む街は楽しい方がいい。

同じ世代が同じ場所にいるってことは、今後もずっと付き合いが続いていくと考えている。
人としゃべることが好きだし、毎日が楽しい方がいいと思った。
かわにし音灯りで言えば、イベントの準備としてペットボトルの仕分けがある。音楽ステージやダンスステージの公募審査がある。飲食出店のとりまとめや関係機関への書類提出・・・などなど。
意見が合わないことももちろんある。それすらも楽しみながらやること。
しんどいことも楽しいになるようにエンタメをつくっていく。

川西市商工会青年部副部長に抜擢

3年前に商工会の青年部に加入。
副委員長、委員長を経験せず、部長から副部長に任命された。
副部長として任命されなくても自分のできることを一生懸命やろうと意気込んでいた。
青年部は川西市を地盤として起業している事業主の集まり。事業主同士が交流できることで自分の事業を拡大・発展し、横のつながりを持つことで地域貢献にもつながる。
盛り上がることが好きだし、地域の人たちと密接に関われるのが「イベント」。
繋がれることで、より深められる。
イベントを続けていくことで青年部のPRにもなると力を入れてる。

楽しいことが好き

小学生の時には、遊ぶことしか考えていない、お調子者だった。
母子家庭で育ち、姉が1人。女系家族だからか女性とおしゃべりすることに抵抗感が全くない。
かわにし音灯りに関わってくれる方は、主婦や女性が多いので、とてもやりやすい。
楽しいことを考えるのが好きなので、企画や運営自体は昔からしている。
幅広い世代で男女関係なく仲良くなれることが、今に生かされている。

コロナによる変化

緊急事態宣言が1回目に出た時に70%の生徒さんがお休みした。
でも、解除されると生徒さんが戻ってきてくれた。
元々ドラム、ギター、ピアノ、がメインだったので声を出さずにすんだから。
コロナ禍では、おうち時間もふえて音楽をやりはじめる方が逆に増えた。
音楽の貸しスタジオから始まったので、レッスン教室が他よりも広いのが良かったんだと思う。

集団ではなく、マンツーマンレッスンだからこそ、距離をとってのレッスンが可能。
30分ごとに空気の入れ替えもして、換気には気をつけています。

対面レッスンにこだわる

オンライン導入も考えたけれども「BEAT ON MUSIC SCHOOL」では、講師と生徒さんが一緒に演奏しながらレッスンするスタイル。
オンラインだとタイムラグがあり、レッスンのクオリティが下がると判断した。
もちろん、生徒さんに対面レッスンの必要性を説明しました。
レッスンをお休みしている生徒さんのフォローは、講師がテレビ電話をしてケアしていました。
話をするだけでもいいし
「ちょっとピアノ弾いてみて」との声かけをすることによって
生徒さんのモチベーションを保てた。
コロナ禍は、大人もしんどい。
「教室をあけてくれてて、良かった」と生徒さんに言ってもらえたのがうれしい。
リスクが0とは言えない中、講師として働いているみんなにも本当に感謝している。

川西を音楽で盛り上げたい

今までオーナー兼店長であったが、9/1からオーナーとして専任できるように体制が整った。
「川西にライブができるバーを増やしたい。」
「土日放課後クラブをやりたい。」
特に子どもへリコーダーや鍵盤ハーモニカ以外の楽器を知ってもらいたいとの想いが強い。
小学校の先生方ともかかわりを深めたい。

なぜなら…

園や学校ごとにキャンドルを並べる年もありました

毎年、幼稚園や小学校にキャンドルのシェードを書く依頼をしている。
学校としても忙しい2学期。断られることもあります。
でも、それは関わり合いがないから…
もっと密にかわにし音灯りのことを知ってもらえれば…
自分からもっと学校に関わっていくようになればいいのではないかと思った。
夏休みの宿題や生徒会発案で関わってくれる学校もある。
関係性作りからはじめて引き継いでいけるようにしたい。
そのためにも「土日放課後クラブ」を増やしていき、20年・・・30年後に「BEAT ON MUSIC SCHOOL」出身のアーティストがうまれる種蒔きをしていきたい。

【今後のスケジュール】

かわにし音灯り2021
日時:2021年11月6日(土) 13:00 – 20:00
場所:キセラ川西せせらぎ公園
今年はコロナ禍だからこそ普段伝えられずにいた「ありがとう」や「ごめんね」をシェードに灯そう。というテーマを掲げています。

「BEAT ON MUSIC SCHOOL」

http://www.beaton-music.com/
住所:川西市栄町10-17 ジニアスBLD 2F(阪急 川西能勢口駅から徒歩5分)
電話番号:072-755-0570
営業時間:10:00~22:00
定休日:不定休
駐車場:なし
周辺のコインパーキングをご利用ください。
インスタグラム
https://www.instagram.com/beatonmusicschool2/
Facebookページ
http://www.beaton-music.com/
音楽教室経営者のプライベート話(個人ブログ)
https://glggyuuta.exblog.jp/

インタビューありがとうございました

実は、前からお名前を知っていた、榎本さん。いろんな音楽イベントでたのしそうにしている姿を見て、お話をお聞きしたいと思っていました。1つのイベントで自分が主催者じゃなくても積極的に準備から当日の片付けまでしている。音楽で川西を盛り上げようとする、その行動力が周りを動かして人と人を自然とつないでいるんだと感じました。
「土日放課後クラブ」がどのように川西市で展開していくのか楽しみです。

シュシュ

女性らしく、わたし目線で川西市の「かわいい」「きれい」「オシャレ」「美しい」を切りとります。

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