起業女子として、2児の母として、アロマのスペシャリストとして多彩な活動をされている、乾さん。
今回は、川西市でどのように活動が広がっていったかのお話をお聞きしました。
自宅サロンから始める
最初は、自然療法家ではなくアロマトリートメントを中心に自宅でサロンをはじめました。長男が1才半の時に子育てしながら始めた、自宅サロン。SNSでママ同士がつながったご縁が、口コミとして広がっていきました。次男を妊娠・出産時期にカフェでアロマクラフトのレッスンを開始。次男が2才のころ、突然入院となったことをきっかけにアロマだけではなく身体を健康にするための自然療法サロンへとかわっていきました。
起業女子としてのつながりを求めて
すでに開業届を出していましたが、川西市で起業している人とつながりたくて川西女性起業塾を受講。
市の産業振興課の人、講師の人とつながったご縁を受講して終わりにするのはもったいないと川西女性起業家ネットワーク「Woman Create」を設立しました。年1回のクリエイトフェスタのイベントだけではなく、情報交換会も定期的に開催し始めました。現在も月1回「もくがや会」をし、今年から「Woman Create」は年会費なしの活動をしています。
早めに終わらそうと立候補した、PTA
今は川西市でもPTAの入会は任意ですが、当時は強制入会。子どもの人数だけ役員をするというルールがありました。
仕事、活動と多忙なので自分のタイミングでPTAをしようとママ友に声をかけました。
「わたしが会長をするから、一緒に活動しようよ」、と。
実際にPTAをしてみると
「何なん、コレ?!」ということがいっぱいありました。
学校のうわべだけではなく内情を知り、先生と顔見知りになることでココロを開いてもらえました。
校長先生に直接お話することで、保護者の想いと先生方の気持ちをすり合わせることもできました。
学校での子どもの様子を知ることもでき、子どもが休み時間にPTA室でコーヒーをいれてくれることもあり、
たいへんだったけど「仲間もできてPTA活動をやってよかった」と思いました。
ペーパーレスのPTA
小学校で総務がいないとの話を聞いた。小学校の総務でわたしが会長を務めた時のメンバーが「PTAでもう一回リベンジしたい!」と言ってきた。
印刷作業をなくしたいというメンバーの声でもう一度、総務をすることになりました。PTAからのおたよりは、印刷作業だけでなく、枚数も数えなくてはいけません。Webでおたよりの配信をできるようになれればと、あたらしいアプリのbandを導入。おたよりの配信だけではなく、お知らせも送れましたし、何よりも学校行事のLIVE配信ができたことが保護者の皆さんには好評でした。動画はアーカイブにも残せるので、当日来られない人にも見ていただくことができます。保護者も少しずつにbandを受け入れてくれて浸透していきました。
「PTAが何をしているのかわからない。」という声に運営委員の会議も動画配信をし、PTA活動を視える化。議事録は作成しますがおたよりをカット。「子どもに還元していることを知ってほしい。」との想いを発信しています。
このような取り組みのおかげか退会者は、あまりでていません。
次の総務も立候補する人もいるくらいです。
令和3年度には、川西市PTAあり方検討会にも出席。あたらしいアプリのband について報告をしました。
https://www.city.kawanishi.hyogo.jp/shiseijoho/gyozaisei/shingikai/1003879/1009229.html
かわにし@まちの保健室
心身ともに疲れ切ったママのためになにができるのだろうと考えました。川西女性起業塾1期生で医療に関するエキスパートを集めて「Medical*コンシェルジュ」を立ち上げ、市民活動センターを中心に「かわにし@まちの保健室」を活動しています。
主に子どもとママが対象。こちらは発達障がいや過敏なお子さん、不登校など今増えている困りごとのご相談と啓発セミナーをしています。もともとのわたしのテーマである、ママに寄り添うにピッタリ。困ったら、まちの保健室にかけこんで自分のカラダを整えてほしいです。
月1回の五感の会では、アロマテラピーを中心にハーブやフラワーエッセンスなど自然なものを使ってココロにもカラダにも伝えていきたい。パッと来れる気軽な場所で、香りをリアルでかいでほしいのです。ハードルが高くない、入り口として知ってもらえれば。
しゃべりやすい雰囲気を大事に気分が軽くなる場所にしたいです。ママ1人が抱え込まなくてもいいよと話していきたい。
2023年には、PTA連合会のご縁で「発達障害、不登校、HSC」に関するお話が小学校ですることができました。
人とのつながり
自然療法を中心にいろんな活動を人とつながるためにしています。情報を知ることができるので、なんでも顔を出しておいたらいいかな?と。
2022年には、PTA連合会で中学校の給食試食会を開催。事前にPTA連合会で内覧会がありました。一般では、入れない所にも見学できたので、資料をまとめました。
https://drive.google.com/file/d/1vBSQiQ2xS0uuL_nZgI-wpABbJTdxQUH2/view
わたしの軸は、アロマ
美大の染織科で学んだので、植物がもともと好きでした。卒業後は、インドの染物や布が大好きでアジア雑貨を買い付けに行くお仕事をしていました。
バリでしてもらったスパのアロマテラピートリートメントを受けた時「なんだ!これは?」と衝撃を受けたことが、アロマテラピーにはまったきっかけです。「いい匂い。」「マッサージが気持ちいい。」だけではなく、スッキリしたんですね。
そこから、アロマの学校に通いました。あのスッキリは気のせいではなく、本当に効果があるのか研究したくなったのです。
学びに終わりは、ない
ずっと学び続けて終わりがないんです。そこがたのしい。情報は新しくなっていき、「これなに?」の疑問があるけど『知りたい』思いが強いんですね。
アロマもそうですが、漢方にも興味が出てきました。今は、医薬品登録販売者としての資格を維持するために薬局で週3回ほど働いています。アロマテラピーやフラワーエッセンスなどが置いている薬局が将来的に増えればいいなぁと思っています。
アロマクラフトの出張講座あります
川西市内でしたら、3名様以上から出張講座もいたします。アロマクラフトを作りながら、おしゃべりをする。アロマクラフトを作ることで自信をもって、手を動かしながらできそうなことをする。作れる自分に気づいてほしい。ストレスを発散することもできますよ。
川西市のええところ
川西市に引っ越してきたのは偶然ですが、ほどよく自然が心地よい。カワセミを見れるとは、思いませんでした。それだけ自然が身近にいっぱい残っているんでしょうね。
人とのつながりが、あったかいところが一番のええとこだと思います。いい意味でこじんまりしている市だと思います。市内の活動している人はどこかで誰かとかならずつながっているので、たまにビックリします。助け合いの気持ちがあるので、困っていたら必ず誰かが助けてくれます。ここが川西市から離れたくないな、と思うところです。
だからこそ…
将来的には、サロンの拠点を作りたい
今までにつながってきた人間関係を活かした拠点づくりを川西市でやりたいです。
ママと子どもが軸でお話を聴くサロン。お困りごとの内容は、ステージで変わっていくと思います。ママだと子育てから更年期まで実体験も広がり、お伝えする内容が幅広くなります。困っているママさんたちに寄り添いたいですね。
アロマクラフトを作りながら、おしゃべりをすることが大切です。好きなアロマの香りにも癒され、思わず本音が出ることも。おしゃべりって、ママにとって大切な時間だと思って一緒に過ごしています。
ママを介して家族の体調を見ることができる。パパのメタボや足の臭いなでも気軽に相談してもらえれば。
キャッチフレーズの「ママは家族のお医者さん」は、そんな意味も込めています。
今後も新しいことに学びながら挑戦していきたい
2月20日には、初の動画講座を販売しました。(https://hollyaroma.shopselect.net/items/71446251)
忙しいけど、お薬以外のケア方法を知りたい。すき間時間に、何度も見直せますのでいろんな人に見ていただきたいです。
今年の秋には、メディカルアロマインストラクターの試験を受ける予定。アドバイザー講座を開講して、より自然療法が身近なものに感じてもらえれば、うれしいです。
Herbal Holly、かわにし@まちの保健室も活動の中の一枝。いろんな人が穏やかになれればいいなぁと今後も活動を続けていきます。
【今後のスケジュール】
ラボカフェ
3月23日(木)AM
場所:自宅サロン
五感の会
4月7日(金)10:30~12:00
場所:パレットかわにし
●ナチュラルヘルシーラボ『Herbal Holly』
ママは家族のお医者さん、ママと子どものためのアロマと自然療法サロンサイト
https://lit.link/herbalholly
●かわにし@まちの保健室
https://kawanishimatinohokensitu2018.jimdofree.com/
●川西女性起業家ネットワーク「Woman Create」
https://peraichi.com/landing_pages/view/wk6kq
インタビューありがとうございました。
先輩ママとして、起業女子として精力的に活動している、乾さん。人に寄り添いたい気持ちが原動力となっていることがよくわかりました。知識をアップデートしながら発信し続けながら、やさしさを忘れないことに尊敬の念が絶えません。ココロとカラダがしんどくなった時にぜひ乾さんのところへ行ってみてくださいね。