川西ストーリー⑨プレーパーク「三善 知子(みよし ともこ)さん」

看護師として働きながら、コミュニティやプレーパークなどまちづくり活動に積極的な彼女にお話をお伺いしました

看護師として今は、介護のお仕事と、秋ごろからご縁のあったクリニックでパート勤務をしています。
デイサービスでは通所してくる皆さまの健康チェックや服薬管理、お風呂の後の塗り薬をぬったり
お風呂前後の着替えや移動を介助したりしています。

出産したときに一度、離れていました。

看護師として15年ほどブランクがあり、正直看護師としての復帰は不安でした。
たまたま友人の紹介がつながり、現在に至っています。
介護や看護はとても奥深く、認知症の方のケアやコミュニケーションなど学ぶことがいっぱいありました。
日々の仕事の中でもっと勉強しなくてはと思い、介護の勉強をし始めました。

勉強をしているうちに、ケアマネジャーの仕事にも興味をもち今、研修中です。
「学ぶだけでなくアウトプットしていかなければ」
デイサービスでお仕事をしていたら、そういう想いが自然と芽生えてきました。

たまたまピンときてしまった

市民活動的なことに目覚めた(?)のは「子どもが作る弁当の日」の講演を聞いたことがきっかけです。
この先生の話をみんなに聞いてもらいたいという想いを持ったのが、すべてのはじまり
講演会をするために、まずPTAの役員へ立候補しました。

目立たず無難に生きていこうと思っていました

以前は、全然積極的ではなくPTAも順番が回ってきたらしようぐらいの感覚。
まちづくりや地域活動なんて自分には縁遠いものと思っていました。
「弁当の日」の竹下和夫先生の講演会がきっかけで自分の中のアンテナ感度が高まって
川西市の広報誌「みらいふ」やパレットかわにしの講座に手あたり次第通いだしました(笑)。
学校で講演会を開いたことがきっかけで地域や自治体の人とつながって
なんやかんやで、コミュニティ副会長を1年、現在はコミュニティの広報を4年目です。

近所に助けてといえる人がいればいい

以前は困ったときは、どこか他人任せ、行政がなんとかしてくれると思っていました。
でも、今は自分たちのまちは自分たちでつくる
自分たちのことはできる事は自分たちでできるようにしんどいことがあれば、身近な人に気軽に「助けて」が言える地域がいいなと思って活動に関わっています。

「食」を通じた健康づくり

前出の「子どもが作る弁当の日」の良さを語るには、なにか勉強しないと思い、たまたま広報に載っていたいずみ会リーダー養成講座に行きました。
そこからいずみ会に入って現在、6年目。
いずみ会のモット―は「私たちの健康は私たちの手で」。食育活動のボランティアです。
川西いずみ会は、とても層があつく、良い人ばかり。
でも、若い人が加入してくれないことが悩みです。
現在は、コロナ禍ということもあり、なかなか料理教室ができていませんが、3~5才児対象の親子クッキングはキャンセル待ちが出るほど人気でした。

やりたい時間を作る

たのしいことに関わることが大好きです。
繋げたらもっと良くなる
そう思ったからこそ、川西市参画と協働のまちづくり推進会議に応募しました。

まちづくり

地域では、70オーバーの方が多いですが、
若い人も巻き込んで、20~40代の意見を取り入れていきたいと思っています。
地域活動には人付き合いのわずらわしさを感じることもあるし、ついていけないこともたまにはありますが、昔ながらの良さや人の温かさを日々感じています。。
時代にあわせて若い人にも楽しく力を発揮できることを地域でしていきたいです。

これも広報に載っていたからなんとなく行ってみた

市民の声を取り入れた公園を作りたいということで広報に市民ワークショップが載っていました。
「子どもの自由な遊び場」という言葉になんとなく惹かれてプレーパークのワークショップへ。
その後、プレーパーク連続講演会で天野さんの勉強会に行った人でプレーパークを作る話を始めました。
2014年から始まった、プレーパーク。

川西市にプレーパークを作ろう

子どもの遊び場としてだれもが自由に関わることができる場です。
活動は、川西市から後援をうけています。
県からも「冒険遊び場作り事業」として助成を受け、備品を購入したり、活動資金に充てたりしています

スタッフも楽しみながら、自分たちの子どもがのびのびと育つようにと思ってプレーパークを作りました。
楽しく遊べる人「プレーリーダー」を楽しんでいます。
知っている子や大人がいるって安心しますよね。

活動を始めて5年以上となりますが、去年、今年は特に告知をしないで場を開いています。
コロナが流行って、看護師のわたしとしては
遊びに来ていた場で、もし大変なことになったら…?と慎重に行動していました

ゆるく長く続けていきたい

のびのびと子どものやりたい!を大事にして見守りたい。
子どもの心の根っこがしっかり育つには、しっかり遊びこめる環境が大事だと思っています。
プレーパークも川西市内に子どもが自分の足で行けるくらい
もっと増えたらいいと思っています

大人も楽しいが大事

公園で遊んでいる子どもを親が見守る。
親も全力で遊ぶ、その楽しい姿を子どもに見せる。
自分の子だけじゃなく
他の子も入ると見方がかわる。

プレーパークはどんな風に遊んでも大丈夫!
わが子以外の子とわたしは、全力で遊んでもらっています。
仲良しの子に話せなくても
初めてフラッと来るからこそしゃべれることもあると思いますよ。

関わりだすと行って何かしようと思う

街に関わろうと意識し始めると行動するだけで、どんどんつながっていきました。
自分の身の周りを盛り上げたい。
時には、他の人に任せることも大切。
できるときにできることを自分も楽しんで応援する想いでいます。

川西は、日本に誇る「ふつう」の街

ほどよく田舎で、ほどよく都会。
ちょうどよいサイズの街だと思います。
川西のことを思っている人が多くいるのも特徴だと思いました。
わたしが川西市に住んだのは、結婚がきっかけでした。
当時 夫が住んでいたところとわたしが住んでいたところの中間地が川西市だったのです。
JRや阪急、能勢電鉄など駅があるので、アクセスがとても良いです。
住めば都ですね。

今後の想い

フルタイムで働く。
コロナのワクチン接種で、わたしも総合体育館でお手伝いをしていました。
自分がやりたいことは、なにか?を考えるきっかけになったかと思います。
地域をもっと面白くしたいという思いと
仕事をやっている中、
たのしいこと
やりたいことを思い出しました。
今やっていること仕事とのバランスがどうなるのかが課題です。

終末期患者さんへ寄り添いたい

訪問看護や在宅に関わりたいという想いをもともと持っていました。
最期に医療はできることがほんのわずかです。
よぶんな治療が苦痛になりことも
処置できないものもあります。
最期の時をよりよく生きるお手伝いができたら…。

木が枯れるように命はスーッと枯れていく
本人の苦痛が少しでもかるくできるように寄り添いたい。

生きてきた中でしか死ねない

「死ぬこと」は、ご本人が生きてきた歴史であり、ご家族との関わりも深く関係します。
こうした方が良いとおしつけることは、できません。

最期までよりよく生きるためには
どう生きてきたのか、そして どう生きたいのか
そういうことが大切なんじゃないかといろんな方と接する中で感じています。

【今後のスケジュール】
キセラ川西プレーパーク

https://nj9sq.crayonsite.info/
場所:キセラ川西せせらぎ公園
月1回 第4日曜日(最終日曜日) 10:00~14:00
Facebook
https://m.facebook.com/kawanishiplaypark/

●加茂小コミュニティ協議会 広報担当

https://kamokomi.site/

● 川西いずみ会

兵庫県いずみ会HP
https://web.pref.hyogo.lg.jp/kf17/izumikai.html

● 職業:看護師

(7月には介護支援専門員証をいただく予定)

インタビューありがとうございました。

プレーパーク開催日にお伺いさせていただきました。
わが子は、自分より年下の子の面倒を見ていて、三善さんはプレーパークに来ていた子どもと笑いながら焼き芋をしていました。その絶妙な距離感がすばらしかったです。インタビュー中も子供が寄ってきて、笑いながら相手をする姿が印象的でした。
そして、「終末期患者さんへ寄り添いたい」と今なお、活動しながら勉強を続ける先輩の背中を見て、
後悔せずに生きていこう。
子どももオトナもしっかり遊んぼう!
とさらなる意欲に駆り立てられました。
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シュシュ

女性らしく、わたし目線で川西市の「かわいい」「きれい」「オシャレ」「美しい」を切りとります。

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